お子さんの元気な笑顔のために

乳歯(子どもの歯)の役割

乳歯の健康は、永久歯の未来を左右します!
乳歯はいずれ生え変わる歯です。
しかし、決しておろそかにしてはいけません。
永久歯に生え変わるまでの、重要な役割があるのです。
むし歯が痛むと食欲がおちます。
特に育ち盛りの時期に、むし歯の 多いお子さんと少ないお子さん とでは、発育の差が顕著に出てきます。
むし歯がひどかったり、歯並びが悪かったりすると、 正しい発音で 話すことが困難になり、人前に出ても 引け目を感じ、内向的な性格になることもあります。

乳歯にむし歯があると、永久歯との生え変わりが上手くいかず 歯並びが悪くなることがあります。
乳歯のすぐ下には永久歯があります。
永久歯は、乳歯の下で生え変わりの時期を待っているのです。

むし歯などで乳歯が早く抜けてしまうと
周りの永久歯が傾き、 後から生えてくる永久歯の生えるスペースがなくなり、 歯並びにも影響が出てきます。
一生使う大切な永久歯の歯並びが悪くなると、かみ合わせが悪くなり あごの発達や顔の輪郭形成にも悪影響を及ぼします。

また、乳歯にむし歯の多いお子さんは、よく噛むことができないため顎が十分に成長しません。
そのために永久歯がきれいに並びきらず、ガタガタになってしまう場合もあります。
そうなれば、歯磨きもさらに難しくなり、むし歯や歯肉炎にもなりやすくなってしまうのです。